津市内某邸改修工事
津市内で民家の母屋と前蔵の改修工事をしました。
敷石の上に建っている建物で、土台が腐食し70mm近く下がっていたので柱を上げ、一部基礎を補強し
土台を据え付け、柱と土台を込み栓で固定しました。
大掛かりな工事ですが、良い物を残し、後世に繋げたいとの考えの
御施主様の要望です。
母屋の沈下した柱を上げています。柱の根元が腐っていたのでヒノキ材で継いでいます。
基礎をして4寸x8寸のヒノキ土台で柱を受け、杉の足固めを込み栓で固定しています。
2本目の柱の根元が大半腐っていたので1階の部分を5寸角に入れ替えました。 以前の写真です。マウスを画像の上におくと改修後の写真を見ることができます。
しかし、通し柱なので柱を横から梁で挟み固めることで強度が出しました。 改修後、右の雨戸を摺り上げとしました。前蔵中が明るく、風もよく通るようになりました。
左側は建具2枚を引き込み縁の雰囲気を味わうことができます。