明和町斎宮に自然素材をふんだんに使用した、手刻み加工による木組みの家です。
一番下までスクロール頂くと、工事工程の動画が見られます。
構造材の主要な部分に三重県海山産桧丸太を使用し、プレカットでは不可能な、力強く美しい伝統的な手刻みで組み上げていきます。
土台 ヒノキ 150x120 120x120
柱材 ヒノキ 通し柱 180x180(6本) 大黒通し柱 240x240(ケヤキ)
管柱 120x120
梁材 丸太梁 ヒノキ丸太 末口φ180〜φ270(10本)
角梁 杉
差し鴨居 杉、地松
母屋 杉材120x240 持棟 ヒノキ丸太 末口φ300(2本継ぎ)
屋根垂木 杉材105x120
構造壁面 厚貫(27x120)梁行4段、桁行3段+竹小舞組荒壁仕上げで壁面全て漆喰塗仕上げ
屋根 化粧野地板杉幅ハギ厚27+18通気層+厚12桧荒板+土葺きいぶし瓦
外部仕上げ
羊毛断熱+フォレストボード15+通気層をとってヒノキ板厚12縦板真中釘打ち張り
床仕上げ 化粧野地板杉幅ハギ厚27+45角床垂木(通気層無断熱)+杉源平無垢板厚24本実張り
植林から60年の材を7本納入しました 7本とは別で根曲がり材ですが意匠にも構造にも有効に使用します
皮を剥き、乾燥させた、ヒノキ丸太 ヒノキ通し柱180角にヒノキ丸太の梁の差し合わせ
余り荷重のかからない部分の梁は杉。 伝統的な仕口で固めています。
継手も強固となる追っ掛け大栓継ぎ。 木には木で留めるのが最適!
屋根は土葺きのいぶし瓦。壁は竹小舞組荒壁付け。 土壁塗りワークショップ。お施主様も参加。
当然ですが構造材は太い材を使用しています。 我が息子も参加しました。
外壁は荒壁の外に羊毛断熱+フォレストボード15 荒壁塗り
+通気層をとってヒノキ板12縦板張りです。 マウスポイントで内装の本漆喰仕上げが見られます。
玄関 筬格子戸+ケヤキ板名栗仕上げ小上がり 小上がり下部は収納
和室 通常6畳二間としますが、12畳一間にしました 和室からダイニングキッチンを望む
作業テーブルとダイニングテーブルは手づくりです
正面壁面はベンガラ磨き仕上げ
二階部分は大部屋で32畳 切妻屋根で1階部分が張り出た、地震にも有利で理想的な建て方
将来子供たちの成長に合わせ、区切ることも視野に計画